国際的医療機能評価機関(JCI)について考えてみた

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最近、僕の職場が慌ただしいです。というのは来年の初頭、ある認定を受けるために、破損個所を修繕したり、古いテーブルや機材を処分したり、改装したりして、見栄えをよくしようとしているからです。では、なぜ急にそんなことをし始めたのか?順を追って説明して行きます。

尚、今回のお話はかなり専門的な内容になります。おそらく聞いたことがないような単語やら専門用語やらがたくさん出てくると思います。それを踏まえてお読みいただければ幸いです。

 

 

国際的医療機能評価機関(JCI)とは?

今回受けようとしているのは、国際的医療機能評価というものです。実施しているのは、国際的医療機能評価機関 Joint Commission International(以下JCI)という非営利組織で、ざっくりというと、「患者さんが安全にそして、安心して治療を受けられる医療機関か?」を審査する機関のことです。そして、審査内容自体もJCIと呼んでいます。

 

3年毎の更新があり、その度に数十名の「サーベイヤー」と呼ばれる、いうなれば「審査員」が、数名1グループで、審査期間の5日間、病院内を隅々までチェックしてまわります。
1000を超える審査項目があり、規定の水準に達すると見事合格となります。
例えるなら、ミシュランの「三ツ星レストラン」のようなもので、いうなれば、「三ツ星病院」です。最高のブランドです。

 

原則として審査は日中に行われる訳ですが、運が悪いとその数名のサーベイヤーにつかまり、いくつか質問をされる訳です。で、その質問に答えられないと最悪「不合格」なんて事にもなりかねません。僕の会社でも、不安になっているスタッフが何人かいます。てゆーか、清掃会社なんて不用になったら切られるんだから、「責任負わすなよ」って思いますけどね。
うちの会社は、10年以上前に取得して、5回目の審査になるので、ベテラン社員はたぶん大丈夫だと思いますが、最近入った新人さんはかわいそうですね。

 

そのブランド必要ですか?

この記事をお読みいただいている方は、「JCIなんて始めて聞いたよ。」という方がほとんどだと思います。実際僕も、今の病院に勤務するまで全く知りませんでした。初めてその名前を聞いた時も「JRA?競馬の?」と思いました。(これマジです。)
それくらい、認知度が低い認定制度です。

僕個人の意見ですが、最優先すべきは、「職員の質の向上」ではないでしょうか?医療行為の質はもちろんですが、マナーの面でも。例えば、こっちが「おはようございます。」といったら、きちんと対応する。
言葉遣いにしても、初対面でタメ口で話したり、上から目線でものを言ったりしない。残念ながら、そういった職員さんが多いです。我々は委託業者なので、下に見られているのかもしれませんが、そういった基本的な「道徳面」を指導すべきだと感じています。

基本的なマナーがきちんとできていれば、「ブランド」に頼らなくても、病院の雰囲気が良くなり、「患者さんに信頼される病院」になってゆくのではないかと思います。

 

まあ、いろいろ語ってきましたが、病院が決めたことなので、やるべきことはやりますとも。もちろん。

 

さいごに・・

今回は、何だか思い切りマニアックな内容になってしまいました。
毎回の更新のたびに思ってきたことだったので、この機会にぶちまけてみました。
書きたいことは、もっともっとあるのですが、これ以上は「ほんとの愚痴」になってしまうので、とりあえずここまでにしておきます。

 

国際的医療機能評価機関(JCI)という、、「患者さんが安全にそして、安心して治療を受けられる医療機関か?」を審査する機関。そんなのがあるんだ。と、頭の隅っこのさらに隅っこにでも入れておいていただければ幸いです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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